カステリの透湿性の高い製品には耐久撥水加工(DWR)が施されています。アウター生地が水分を含まない状態を保つことで、製品が本来の透湿性を発揮。仮にアウター生地が水分を含み始めた場合、撥水性能が低下するだけでなく、透湿性が最大70%低下します。
撥水加工の性能を復活させるには、製品を乾燥機の低温モードで20分間乾燥させてください。もしくは製品の化学繊維が溶けないように注意しながら、タオルや布を挟んで低温でアイロンがけしてください。
一般的に販売されている撥水スプレーを使用しての撥水性能を復元させたい場合は、以下の手順に従ってください。
- 製品をクリーンな状態にすること。
- 表面の汚れにより製品が水を含んでいる場合は、まず最初に洗濯をして下さい。比較的新しい製品や、撥水再加工が施されたばかりの製品は、洗濯によりDWRの性能が復元します。撥水力が全体的に摩耗している場合には撥水スプレーを使用してください。
- 製品を乾いた状態にすること。
- 平らな場所に置き、表面から15cm離した場所から撥水スプレーを製品全体に噴きかけてください。
- 撥水フィニッシュがしっかり染み込むまで10分から15分間お待ちください。
- 絞ったタオルで余分な撥水フィニッシュを拭き取ってください。拭き取っていない箇所がないようにご注意ください。 製品が完璧な防水性能を取り戻すわけではありませんが、アウター生地に水が染み込むまでの時間を伸ばすことができます。
撥水フィニッシュの参考製品名:
Nikwax SoftShell Proof?? McNette - 透湿性に影響するため、漬け込みタイプではなくスプレータイプの撥水フィニッシュ。